
ヘアアイロンを濡れたままの状態の髪に使用NGな理由


元美容師でもある福田さんに、その真相をお聞きしたいです!

これ、僕も中学生時代にやってました。髪を乾かすのが、めんどくさいから完全に乾いていない髪に、ヘアアイロンをしてしまう。
しかも、水分があった方が痛まないだろうと、わけのわからない自信までありましたからね。
しかし、美容業界に入ってから、その行為が、いかに髪にダメージを与えるのか、知ることになり、濡れた髪にヘアアイロンは、一生するもんかと誓いました。
なぜなら、濡れた髪に高温のヘアアイロンを通すことで『水蒸気爆発』を起こしてしまうのです。
なので、濡れた髪にヘアアイロンをするというのは、ものすごく髪に負担をかける行為になります。
濡れた髪にヘアアイロンを通したことがある方なら、わかると思いますが、少しでも湿っていると、「ジュッ!」って水分が蒸発していくのがわかると思います。

じゃあ、その「ジュッ!」って音が『水蒸気爆発』をしている音だったんですね。

水蒸気爆発を起こしてしまうと、髪内部の細胞を壊してしまいます。
それくらい水蒸気爆発は強力な刺激なので、ヘアアイロンをする際は十分に気をつけなければいけません。
また、しっかり乾かした髪よりも、湿っている髪の毛にヘアアイロンを通してしまう方が、水分が蒸発してしまいます。
その理由は、キューティクルの関係にあります。
水分を含んだ髪にヘアアイロンを通すことで髪がカラカラになる!?



髪の毛が濡れている状態の時には、キューティクルが開いていて、ダメージを受けやすくなっています。
キューティクルは、髪を外部の刺激から守る役目と、髪内部の水分を逃がさないようにする役目があります。
髪が乾いている時のキューティクルは、髪全体を覆い、水分を逃がさないようになっています。
なので、高温のヘアアイロンを使っても、髪の水分が蒸発しづらいのです。
しかし、髪が濡れている時は、先ほども言ったように、キューティクルが、開いている状態なので、水分が蒸発し放題になっています。
だから、高温で水分が一気に蒸発してしまい、パサつきの原因にもなるというわけです。
さらに、髪が濡れていて、キューティクルが開いている時は、外部からの刺激からも髪を守ることができなくなっているので、余計ダメージを与えてしまうことになります。

ヘアアイロンをするときは、本当に注意しなきゃいけないですね。
濡れている髪に使えるヘアアイロンもあるけど?


中には、濡れている髪に使えるヘアアイロンもありますけど、これはどうなんでしょうか?

ネット上を見ていると、濡れている時に使うことができるヘアアイロンがありますが、正直、元美容師の僕からするとオススメできる商品ではありません。
その商品は、水蒸気爆発を防ぐことができるとのことですが、それ以前に先ほども言ったように、髪が濡れている時はキューティクルが開いていて、非常に髪がダメージを受けやすくなっています。
仮に、水蒸気爆発を起こさないとしても、熱による刺激を直接、受けることになります。また、ヘアアイロンは、髪をプレスして引っ張りますが、当然そこには摩擦が生じますね。
この摩擦によって、開いたキューティクルが剥がれる原因にもつながります。
ヘアアイロンを濡れた状態のまま使えるというのは、非常に魅力的ですが、髪が痛むことには変わりありませんので、キレイな髪を育てていきたいのであれば、しっかり髪を乾かしてからヘアアイロンを使うことをオススメします。
まとめ

今回は、ヘアアイロンは濡れた状態のまま髪に使ってもいいのか?ということについて書かせていただきました。
濡れた髪は、非常にダメージを受けやすい状態になっていますので、絶対に髪を乾かしてから使いましょうということをお伝えさせていただきました。
楽だからと言って、濡れた髪にヘアアイロンはしないように注意しましょう。
髪のダメージがひどくなり、後々、後悔するのはあなたです。

秋田 健太

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僕も、出かける日は、朝シャンをしてから髪をセットします。
しかし、朝シャンをして、髪を乾かしてセットするとなると、かなり朝の時間がバタバタになってしまって、
「髪をしっかり乾かさずにヘアアイロンをしてしまう」
なんてことはありませんか?
実は、髪を乾かさずに、ヘアアイロンをしてしまうことで、髪はとんでもないくらい痛んでしまうんです。
今回はその理由について詳しく書いていきます。