市販ヘアカラーとサロンでの施術の違いは?どちらが良いのか徹底解説

ゆき
こんにちは、秋田さん。

市販のヘアカラーとサロンでのヘアカラーの施術はやはり違いがあるものなんですか?

秋田 健太
現役美容師の秋田です!

ヘアカラーは老若男女問わず、オシャレのためには欠かせませんよね。

少し明るくしただけでも、垢ぬけた印象を与えてくれます。

そしてカラーリングとしては市販のカラーでやる場合とサロン(美容室)で施術をやる場合があります。

どちらも個人によって捉え方は様々で、良い点と悪い点がありますし、実際に市販ヘアカラーとサロンには明確な違いがあります。

そこで今回は、市販ヘアカラーとサロンでのカラーリングの違いを解説させていただきます。

カラー剤には違いがあるの?

ゆき
では、まず秋田さんに質問があるのですが、カラー剤には市販のものとサロンとでは違いがあるのでしょうか?
秋田 健太
カラー剤の違いについては誰もが気になるところですよね。

市販ヘアカラーもサロンカラーも、カラー剤は大きく分けて4種類の成分でできています。

4種類の成分とは、

  • 色素=その名の通り、入れたい色のこと(ブラック・ピンク・アッシュetc…)
  • アルカリ剤=髪のキューティクルを開いて、カラー剤の成分を入れやすくする
  • 過酸化水素=髪のメラニン色素を破壊し、脱色しやすくする
  • コンディショニング成分=カラーした髪のコンディションを整える成分

この中でも、市販ヘアカラーとサロンカラーを比べて特に大きな違いがある、アルカリ剤と過酸化水素について解説していきます。

キューティクルを開く仕事をするアルカリ剤

ゆき
やっぱり違いがあるものなんですか。

アルカリ剤というのが市販ヘアカラーとサロンカラーの違いを生み出すようですね。

秋田 健太

まずアルカリ剤ですが、こちらは髪のキューティクルを開いて、カラー剤の成分を入れやすくします。

つまり、アルカリ剤が髪に残っていればキューティクルを開き続けてしまう=髪がパサつき枝毛も増えるわけです。

サロンのカラー剤には揮発性(=常温で液体が気体になる性質)のアルカリ剤が含まれます。

アンモニアなどを多く配合して、アルカリ剤を空気中に逃がしているのです。

しかし市販のカラー剤は、お風呂場などの狭い空間で使用されることを想定して作られているため、揮発性はなく、髪の中に悪い成分を閉じ込めて香料で隠しています。

したがって、市販のものを使った場合、アルカリ剤が髪からなくなるということはないので、当然ダメージは大きくなりますね。

髪を明るくする効果のある過酸化水素

過酸化水素は、脱色と発色に欠かせない成分です。

その濃度は6%を上限と定められており、濃度が高いほど脱色させ、また脱色することで髪にダメージを与えてしまいます。

サロンでは髪のダメージ具合や好みの仕上がりに合わせて濃度を調整して調合してくれます。

が、市販のカラー剤はすべて6%。すでにダメージのある髪に高い濃度の過酸化水素を加えれば、それだけダメージは進みます。

このように、詳しく見ていくと、市販のカラー剤とサロンのカラー剤には大きな違いがあります。

市販のものは、誰でも簡単に使用できるようにできていることから、成分を調整する手間を省く代わりに強い薬を使っているということですね。

市販カラーとサロンとで値段がこんなにも違うのはどうして?

市販のものは、1000円もしないものがほとんどです。

毛量の多い方やロングの方は1つでは足りず2つ購入するとしても、2000円あればお釣りが来ますね。

一方サロンでのカラーリングは、もちろんサロンによって差はありますが、だいたい5000円~8000円が相場といったところでしょうか。

地方に行くほど安く、都心はより高い印象があります。

ではなぜこんなにも値段の違いが生まれるのか。ズバリ、「技術料」です。

前述したとおり、市販のものは誰でも簡単に使えるようにできているので、自分または身近な人(素人)がやることがほとんどですよね。

カラー剤さえ購入すれば、好きな時間に行うことができる。

つまり時間に縛られないという利点がありますが、市販のものは調合済なので塗り分けが難しく、ムラやダメージに悩むことも少なくありません。

美容師さん(プロ)は、お客さんの髪質、ダメージ具合、頭皮の状態等を見極めながら、ダメージが少なく、かつ綺麗に仕上げてくれます。

その豊富な知識と技術の違いが値段に反映されるのですね。

また、サロンによりますが、質の高いものを追及するために、より良いカラー剤にリニューアルしていくこともあります。

その場合、美容師さんはまたそのカラー剤について知識を増やし、技術を向上させる努力をしていくわけです。

こういったことを知れば知るほどプロに任せる安心感は高まるので、お客さんの立場としてもサロンの料金設定は納得です。

まとめ

市販のカラー剤とサロンでのカラーリングの、良い点・悪い点をまとめました。

市販のカラー剤のメリット

  • 誰でも簡単に使用できる
  • 安価で手に入る
  • 時間に縛られない

市販のカラー剤のデメリット

  • カラー剤の濃度を選べない
  • すでにダメージがあるところも、そうでないところも、同じ強い薬を使ってしまう
  • 塗りムラができてしまう

サロンでのカラーリングのいい点

  • 髪のダメージ具合や好みの仕上がりに合わせて、薬の濃度を調整してくれる
  • ダメージが少なく、かつ綺麗に仕上がるように、塗り分けしてくれる
  • 知識が豊富で技術に長けているプロに任せる安心感がある

サロンでのカラーリングのわるい点

  • 市販のカラー剤に比べて、値段が高い
  • 仕上がりまでに数時間の拘束時間がある

冒頭で記述したとおり、やはりどちらを選んでも、メリットとデメリットがあります。

しかし個人的には、プロにお任せすることをおすすめします。

市販のカラー剤を使い続けると、かなりのダメージが蓄積されていきます。

バサバサで手触りが悪くなるだけでなく、パーマや縮毛矯正がかけられなくなったり、サロンのトリートメントでも修復できなかったりする場合もあるのです。

気軽に楽しめるヘアカラーですが、大事な髪を守るためにも、手段は慎重に選びましょう!

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秋田 健太

秋田 健太

神奈川のたまプラーザにある美容室で働いている現役美容師の秋田健太です。美容Laboでは、正しい美容の知識や髪についての情報を発信するため、美容に関する全ての記事を監修しています。

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