

切れ毛や枝毛が多く、悩んでいる方が非常に多くいます。
僕が美容師をしていた頃は、切れ毛や枝毛を切るために来店してくださるお客様も非常に多くいました。
切れ毛や枝毛になると指通りも悪いし、ツヤもなくなり見た目も良くありません。
そんな女性の敵である切れ毛や枝毛の原因や今後の対策について解説させていただきます。
切れ毛と枝毛の違い



実際、切れ毛と枝毛は何が違うのか良くわかっていない方も多くいまして、
「切れ毛と枝毛って違うんですか!?」
と驚く方も少なくありません。
まず切れ毛と枝毛大きな違いは、「髪の毛の状態」にあります。
枝毛は、先端から裂けていて、文字通り枝のように分かれている状態になります。
切れ毛は、毛の途中から切れてしまうことを言います。
特に切れ毛の場合は、髪の毛を引っ張ると簡単に切れやすくなっているので、アホ毛の原因になってしまったりと、ロングヘアの方であればかなり嫌ですよね・・・。
僕自身、ショートヘアですが、学生時代よくストレートアイロンを頻繁に使っていたせいで、毛先が枝毛で「チリチリ」になった記憶があります。


多くの人は、切れ毛と枝毛の両方に悩まされていて、「枝毛だけ」「切れ毛だけ」というのはあまりいません。
ショートヘアでも、枝毛が目立つだけで切れ毛は、「切れる髪の毛がそもそも短い」ので気にならないだけで、実際は切れ毛も症状として出ていることがほとんどです。
中でもロングヘアの方は、切れる髪の毛が長いので枝毛も切れ毛も両方気になるのでしょう。
実際僕の場合は、学生時代枝毛になっていた時は、髪の毛を引っ張ってみると簡単に切れたりしていたので、枝毛しか気になりませんでしたが切れ毛も症状として出ていました。
では、詳しい原因についても書いていきますね。
切れ毛と枝毛の原因と対策は?



確かに一番の原因は「熱」によるものでしょう。
ただし、それだけではありません。
- ドライヤー
- ヘアアイロン
- カラー・パーマ
- シャンプー
- 紫外線
- 私生活
このように枝毛や切れ毛の原因は僕たちの生活の中で多くあるのです。
切れ毛と枝毛の原因と対策その1:ドライヤー


ドライヤーで切れ毛や枝毛を作ってしまっている方は非常に多いです。
「カラーやパーマもしていないし、ヘアアイロンも頻繁にしないのに切れ毛や枝毛ができる・・・。」
という方は、ドライヤーが原因です。ドライヤーが原因の場合は、髪からの距離が近すぎるのが原因になります。
なので、最低でも20センチ以上は離すようにしてください。
また、僕が美容師をしていた時に感じたのは特にドライヤーを右手に持っている場合は、「右側の方が風を当てやすい状態」になっているので、右側の髪が極端に傷んでいるお客様が多かったです。
左手にドライヤーを持っている人は、左側が極端に傷んでいました。
そういう経験も含めると、ドライヤーを使う際は、ドライヤーを持っている側の髪ばかりに風を当てすぎないで、均等に髪全体を乾かしましょう。
切れ毛と枝毛の原因と対策その2:ヘアアイロン


ヘアアイロンは、僕が先ほど言ったように、頻繁に使いすぎて経験しました。
ヘアアイロンは180〜200℃以上にもなる物も今では多く出ていますね。
当然温度が高い方が「まっすぐ」になるし、カールアイロンであれば「キレイなカール」になります。
しかし、キレイなストレートやカールを作れるというだけで、頻繁にヘアアイロンを使っていると高温が原因で切れ毛と枝毛になってしまいます。
なので、「できる限り使わない」ことが一番の対策です。


お出かけするときもあるし、人によっては毎日きちんとセットをしなければいけない仕事に就いていたりと様々な状況が考えられます。
そういった場合は、極力アイロンを通す回数や時間を減らしてください。
そうすることで、熱が髪に当たる時間が短くなりますので、ダメージも少なくなります。
一番やってはいけないのは、低い温度で何度もアイロンを通す事です。
低かったら痛まないと思っていませんか?
逆に温度が低すぎると、低温やけどのように「髪の内部がグチャグチャ」になるのでできれば180℃前後の高温で一発で決めましょう。
切れ毛と枝毛の原因と対策その3:カラー・パーマ


まさにその通りで、カラーやパーマを頻繁に繰り返すのは、切れ毛や枝毛の原因になります。
特に薬剤というのは、閉じているキューティクルを無理やりこじ開けて、内部に浸透させるために「アルカリ剤」というものを使います。
人間の肌や髪の毛は弱酸性です。
キューティクルはアルカリに傾くと開いていき、その状態で薬剤を浸透させるんですよね。
要は、何も服を着ていない状態。
その状態で攻撃をされるので、傷むのも無理はありません。
特に、その中でも金髪にするためのブリーチは、色素を分解するためにキューティクルまで破壊していきます。
だから、ブリーチをするとパサつくんです。
傷ませたくないなら、明るい髪にしないことが一番です。

では髪を明るくしたいときはどんなことに気をつけたらいいですか?

僕も何度も明るくした経験はありますので、明るい髪色に染めたい気持ちはものすごくわかります。
そういう場合は、カラーやパーマの回数をできるだけ減らしましょう。
カラーであれば、根元が気になってきて頻繁にカラーをしたくなりますが、リタッチ(根元だけのカラー)だけにするとか対策した方がいいです。
何よりも、カラーやパーマはしないに越したことはありません。
切れ毛と枝毛の原因と対策その4:シャンプー


実は、切れ毛と枝毛の原因にシャンプーも関係しています。
シャンプーは、キレイにするために使うものだと考えている人が多いと思いますが、キレイにするのは髪ではなく、頭皮の洗浄が一番の目的になっています。(もちろんカラー用とかありますので、髪のためのものもありますが基本は頭皮です。)
油っぽい人用とか乾燥肌用などあるように、シャンプーは頭皮をキレイにするためのものです。
シャンプーには、2種類のシャンプーがあります。
- 高級アルコールシャンプー
- アミノ酸系シャンプー
高級アルコール系のシャンプーは、先ほども言ったように頭皮を洗うための「洗浄力の強いシャンプー」になります。
油っぽいと感じる人にはいいですが、乾燥肌の人には洗浄力が強いのであまりお勧めしません。
施錠力が強いということは、髪の油分も洗浄してしまい、キューティクルを傷つけてしまう原因になります。
市販のシャンプーのほとんどは、高級アルコールシャンプーなので、傷むのがきになる方はちょっと金額はしますが、美容室の専売品であるシャンプーを購入を検討しましょう。
よくCMで流れている枝毛補習とかあり得ませんからね。
さて、続いてアミノ酸系シャンプーについてです。
アミノ酸系シャンプーは、栄養素が非常に多く洗浄力は高級アルコールシャンプーよりも弱くなります。
また、栄養素が多いので、シャンプーで不要な皮脂や汚れを落としつつ、髪にも栄養を与えてくれる優れものです。
金額は市販のものよりも高価になってしまいますが、導入する価値は大いにあります。
シャンプーをする際の注意点になりますが、これが原因で髪を傷ませてしまっている方もいますので、ここは注意してもらいたいです。


気をつけたい点は、髪をゴシゴシこすらないことです。
髪をゴシゴシこすってしまうことで、キューティクルが非常に傷んでしまうので、切れ毛や枝毛の原因になります。
シャンプーをするときは、髪を洗うイメージではなく頭皮を洗うイメージで頭皮をゴシゴシ洗ってください。
流れてくる泡で髪の汚れは取れますので、そこはご安心くださいね。
切れ毛と枝毛の原因と対策その5:紫外線


はい。紫外線は、髪だけでなく肌にも影響があるので注意が必要です。
紫外線によって、肌が日焼けするように「髪も日焼け」してしまいます。
また、紫外線には髪を傷めるだけでなく、メラニンを分解する作用がありますので、せっかくキレイにカラーした色も退色してしまいます。
なので、長時間日に当たらないことが大事で、UVカットの効果があるシャンプーやトリートメントもあります。
その中でも、洗い流さないトリートメントが髪にツヤを出しつつ、UVをカットしてくれるのでオススメです。
髪の日焼け止めも今では出ているので、そういうのを使うのも1つの選択肢になります。
僕の場合は、今はパーマをしていて痛みやすいので、洗い流さないトリートメントに加えて、スプレータイプの日焼け止めを使っています。
その他の対策としては、
- 日傘をさす
- 帽子を被る
- 髪をまとめて紫外線を浴びる面積を減らす
などの有効な方法もありますので、試してみてくださいね
切れ毛と枝毛の原因と対策その6:私生活


髪の毛というのは、タンパク質やアミノ酸から出来ているため、栄養不足な生活を送っていると頭皮に栄養が届かなくなり、髪にも影響が出てしまいます。
なので、不規則な生活はあまり良くないと言えます。
しかし、そうは言っている美容師ってかなり不規則な生活を送っているので、髪のダメージがものすごい人も多くいますが・・・。
実際僕も、美容師時代は不規則な生活をしていたし、髪もカラーをしていたので、ダメージはすごかったですね。
人のことは言えませんが、生活環境はいい髪を育てるのにすごく重要なことなので、せめて食事だけでも気を使ってみてください。
また、できれば睡眠の質にもこだわってみましょう。決まった時間に寝て、決まった時間に起きて、規則正しい生活を送ることで睡眠の質も「グンと」上がります。
不規則な生活をすると新陳代謝が悪くなり、血液の循環が悪くなるので、頭皮に栄養が運ばれなくなってしまいますので、その点は覚えておきましょう。
栄養を運ぶのは血液です。
枝毛や切れ毛は、外部要因(カラーやパーマ、ドライヤーなどの熱など)が多いですが根本的に大事になってくるのは、栄養や睡眠などの内部要因になります。
キレイな髪を作るためにも、内部要因にも気を使っていきましょう。
枝毛や切れ毛ができた時の3つの対策

ただ、すでに切れ毛や枝毛になっている場合はどうしたらいいでしょうか?

残念ながら、髪の毛の細胞はすでに死んでいるため、いくら栄養を与えても修復はできません。
キレイに見せるためのトリートメントなどはありますが、まやかしのようなもので根本的な改善にはならないので、気休めだと思いましょう。
すでに、切れ毛や枝毛になってしまったものは切るしかありませんので、今後の生えてくる髪の毛を大事に育ててあげるのが適切です。
しかし、枝毛や切れ毛ができてしまった時にできる対策が3つほどありますので、最後にご紹介させていただきます。
- 枝毛をカットする
- サロントリートメントをする
- 髪をカットする
こちらの3つになりますので、それぞれ見ていきましょう。
枝毛をカットする


しかし注意点があって、枝毛があるとついつい裂いてしまうことありますが、これは絶対にやめてください。
なぜなら、どんどん枝毛が進んでいくからです。
枝毛をカットすれば枝毛部分も綺麗にスパッと切れるのですが、裂いてしまうと綺麗に切れないので枝毛ができてしまいます。
そのため、よく切れるはさみや枝毛用のはさみで、枝毛の5㎝くらい上の部分を髪に対して垂直にカットしましょう。
サロントリートメントをする


髪のダメージが気になる時には、サロントリートメントをしましょう。
なぜなら、コルテックスへの栄養補給をしてくれて、枝毛やダメージが目立たなくなるからです。
自宅でセルフトリートメントする場合は、担当の美容師に相談することをおすすめします。
髪をカットする


先ほども触れましたが、枝毛は一度できると元には戻ることはないので、美容室で枝毛を部分的にカットしたり髪全体をカットしてもらいましょう。
一度、枝毛になったらその部分は元に戻ることはないので、髪全体をカットしてヘアスタイルを思い切ってチェンジする手段もあります。
まとめ

今回は切れ毛や枝毛の原因やその対策について書かせていただきました。
まずは、外部要因を日々気をつけて、その中で根本的な内部要因も意識していってください。
また、一度枝毛や切れ毛になってしまった髪は、修復は不可能なのでカットしてあげるのが効果的です。

秋田 健太

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