今回は、「髪の毛が傷む原因とケア方法」をテーマに書いていきます。
どんなに綺麗な女性でも、髪の毛がチリチリ、パサパサだと魅力が半減してしまいますよね。
「髪は女の命」 と言われるように、魅力的な女性になるには重要なパーツです。
なので髪の毛が痛む原因やケア方法を知ることで美しく綺麗な髪を手に入れましょう。
髪の毛が傷むって何だろう?

そもそも、髪がパサパサになるメカニズムをご存知でしょうか?
髪の毛の80~90%はケラチンというタンパク質の一種で構成されており、その構造は、外側から順に、鱗のような膜のキューティクル、弾力性をもつコルテックス、芯のようなメデュラの3つの層から成り立っています。
この3層の中でも、皆さん1度は耳にしたことのある 「キューティクル」が重要な役割を果たしています!
キューティクルの役割とは、
- 髪をツヤツヤに見せる
- 髪の内部(コルテックス)のタンパク質や水分を逃がさないようにする
つまり、キューティクルが傷ついて乱れてしまうと、これらの役割を果たさなくなってしまうため、髪のツヤがなくなる、髪がスカスカ・パサパサになってしまう、といったトラブルを引き起こすのです。恐ろしい・・・
髪の毛が傷むメカニズムが分かったところで何故髪が傷んでしまうのか、その原因について解説します。
髪が傷む主な原因
髪が傷む主な原因は大きく分けて4つあります。
- 髪を自然乾燥させる
- カラーリングやパーマ
- 紫外線
- ドライヤーやアイロンなどの熱
こちらの内容を順に解説していきます。
髪を自然乾燥させる
「髪の毛を乾かすのが面倒くさ~い!」
とついついドライヤーをせずにそのまま寝てしまう人、いませんか?夏は暑いし、冬はただでさえ乾燥しているのにドライヤーの風で顔がカピカピになるのでつい、サボりがちに・・・
ですが、 髪をドライヤーで乾かさずに放置することは、絶対にやめてください!
なぜなら髪の毛が乾いていない状態で寝てしまうと、枕との摩擦でキューティクルがあっという間にボロボロになってしまいます。
カラーリングやパーマ
髪の毛は弱酸性のため酸には耐性がありますが、反対の性質をもつアルカリには弱く、キューティクルが剥がれてしまいます。
ヘアカラーやパーマはアルカリ剤のため、髪の毛にそのような化学処理をすると、キューティクルが剥がれていき、髪が傷んでしまいます。
ヘアカラーやブリーチ、パーマを繰り返した人の髪は、もれなくボロボロですよね?あれは、化学処理が繰り返されたことにより、キューティクルが傷ついているからなのです。
紫外線
肌と同じように、髪の毛も紫外線を浴びるとダメージを受けてしまいます。
特に日本人の髪は黒いため、熱を吸収しやすく傷みやすいです。
夏は何となく髪が茶色っぽくなってしまう経験はありませんか?それは、紫外線のダメージによって髪の色素が抜けてしまい、色が明るくなってしまったためです。
ドライヤーやアイロンなどの熱
髪の毛は熱に非常に弱いです。それは、髪の主成分であるタンパク質が、熱を受けると変性してしまうためです。
タンパク質の変性とは?例えば、卵をゆでて熱を加えると、柔らかかった生卵が固くなり、元には戻らないですよね。これと同じことが、髪にも起こっています。
また、髪の毛が湿った状態だと、さらに低い温度でタンパク質の変性が起こります。
ですので、髪が濡れた状態でのヘアアイロンは、髪に相当なダメージを与えてしまいます。これは、髪の内部の水分が一瞬で沸騰し、水蒸気爆発 のような現象が起きているようなイメージです。
「髪の毛が傷む原因は分かったけど、じゃあどうやって防げば良いの?」
ということで、ここから先は誰でも気軽にできる髪のケア方法を紹介していきます。
髪のダメージの予防法&改善方法は?
「治療より予防」という言葉があるように、普段からのケアを意識すれば髪の毛のダメージは最小限に抑えることができます。
サロンシャンプーを使う
実は、市販のシャンプーは食器用洗剤と同じくらいの洗浄力があります。
洗浄力が強いと、必要な油分などを落としすぎてしまうので、しっかりと洗いながら栄養も補給できるサロンシャンプー を使う方が良いでしょう!
カラー用やパーマ用のサロンシャンプーもあるので、そちらを使えば持ちもグッと良くなりますよ!
ヘアケアアイテムを取り入れる
ヘアケアアイテムとして、ヘアオイル やクリーム があるのはご存知ですよね?
取り入れ方は非常に簡単で、ドライヤーやヘアアイロンの前に髪につけるだけです!
こうすることで髪の毛を熱から守ることができます!
また、髪に栄養を補給する役割もあります。
お風呂上りにオイルやクリームをつけるだけでも髪質は大きく変わりますので、ぜひ習慣にしてみてください!
また、ヘアケアアイテムの中には、紫外線防止スプレーというものもあります。
こちらはその名の通り、髪を紫外線から守り、痛みを防いでくれるスプレーです。
紫外線は髪を痛めるだけでなく、白髪やカラーの色落ちの原因にもなるので、夏場だけでも必ず使うようにしましょう。
ドライヤーを正しく使う
ドライヤーの熱は想像以上に髪にダメージを与えています。
「早く乾かしたいから!」とドライヤーを髪の毛に近づけすぎると、必要以上に熱がかかってしまいます。髪を乾かす際には、ドライヤーを髪の毛から20cm以上離して使いましょう。
乾かす方法についてですが、最初は地肌を中心に乾かし、毛先に向かって徐々に乾かしていきましょう!こうすることで、乱れたキューティクルを整えることができます。
また、最後は冷風 で髪を冷やし、開いたキューティクルを閉じましょう。
このひと手間で、髪がさらにツヤツヤになります。
ドライヤーの前には、タオルドライを忘れないように!
タオルドライにより、ドライヤーを当てる時間が減るので、髪の痛みを軽減することができます。
カラーリングをサロンで行う
ホームカラーは安価で手軽なことから、ついついやってしまいがちです。しかし、市販薬はプロの美容師でない私たちでもカラーリングができるよう、強い薬でできているため、髪をパサパサにしてしまいます。
そのため、カラーリングはサロンで行うことをおすすめします。
カラーリングと同時にトリートメントを施術すると、ダメージを軽減することができます。
最近では、髪を傷めにくいカラーリング方法もあるので、そちらで染めてみるのもおすすめです。
傷んでしまった髪を改善するほうが、お金や手間がかかります!
カラーリングで髪が傷むことは避けられないので、 施術時のダメージを少しでも軽減することが重要です。
まとめ
傷んでしまった髪は、完全に元の綺麗な状態に戻ることはありません。
しかし、日頃からケアをしていれば予防ができるため、日頃からのヘアケアをコツコツと行い、綺麗な髪を作っていくのが大事です。
また、今回の記事を読めば最適な改善法を実践することもできます。
女性にとっても男性にとっても髪は非常に大切なものなので、今一度ヘアケアにも目を向けてみてください。

秋田 健太

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